完璧を好まない。
月見で「十三夜」の月も見るのは、日本独自の風習らしいです。
完璧から少し欠けたものを好む。
日本らしい素敵な文化だなと思うのです。
登りきった山。
クリアしたゲーム。
読み終えた本。
見終わったドラマ。
程度こそ違えども、
そこにあるやり遂げて完結したという達成感や満足感。
そして、
同時に、目標を失ってしまう脱力感や虚しさ。
出来ることならば、
「ゴール後」の状態よりも
「ゴール前」の状態でいたい。
“理想のタイプ”
って言うと恋愛だけの話みたいだけど、
「こういう妻であって欲しい」
「こういう友人であって欲しい」
「こういう上司であって欲しい」
とか、
いろいろと“理想のタイプ”というものが、
それぞれに存在すると思う。
(まあ、漠然としている場合もあるけど)
でも、
実際には“理想のタイプ”の人と出会うことも少ないし、
出会っても上手くいくとも限らない。
けど、
それでいいと思う。
「ゴール後」より「ゴール前」の方が楽しいから。
「十五夜」を望みながら、「十三夜」が好きだから。