「しんたろう」だとか「しんのすけ」だとか。



とある場所に、妻と一緒に行ったのです。
そこで、僕と妻を区別する為に下の名前で呼ばれたのです。




「〜〜〜お願いします、しんのすけさん」


普通である。


しかし、
時間が経つにつれて歯車が狂い始める。


「しんたろうさん、それは〜〜〜」


「〜〜〜なんですよ、しんのすけさん」


「〜〜〜しましょう、しんたろうさん」


ついつい間違えてしまうのか、
それとも認識が曖昧なのか。


しまいには、


「しんたろうさん、〜〜〜ですよ、しんのすけさん」


と言われ、
向こうが混乱しているのか、こっちが混乱しているのか
なんだか自信がなくなってくるカオスぶり。


ちなみに、
妻は声を出さずに爆笑していました。


僕はヘラヘラと愛想笑いしていましたが;