一杯の価値。



何かを得たり何かを失ったり、いろんなことがありながらバーでお酒を飲んだりしてるわけですよ。


で、
基本的には「美味い」とか「酔いたい」とか、そういう欲望を満たしてくれる対価としてお金を払っていたりします。




ところで、
経済学を学んだ人なら誰でも知っている
 “限界効用逓減の法則”
ってのがありますねぇ。


そんなの知らないって?


  一杯目のビールが一番美味くて、一番満足を得られる。
  二杯目のビールは一杯目よりも得られる満足が減る。
  以降、飲むたびに一杯あたりの満足が減っていく。
…って感じの法則。




さてさて、
バーでお酒を飲むときに、一杯あたりの満足は減っていくとします。
でも、一杯あたりの値段は一緒なのね。
当たり前だけど。


そうすると、だんだん支払う金額に見合わなくなってくる。
そう考えると、
お酒を飲むことで得られるの満足以外の何かが必要なわけですよ。
しかも、
長くいればいるほど満足が増していくような何か。


それがお店の特徴なんだろうし、それが店ごとに違ったりするので“ハシゴ”という現象があったりするのかなぁ。






…まあ、
飲んじゃうときってのは、そんなことはサッパリ考えないけどね(-。-)