モラトリアム



猶予。


心理学では、自己アイデンティティの確立を先延ばしにしている期間のことを言うようですな。
簡単に言うと、ずっと学生でいたい・・・とか将来何をやるか決めたくない・・・とかっていう時期ですよ。僕の友達に多いですね。
そんなモラトリアムを乗り越えて、自己アイデンティティを確立するのですが、それはある意味自分の可能性を捨てる事でもあるわけです。
僕は今さら医者にはなれないだろうし、二十歳で子持ちには絶対なれないわけです。そんな可能性は選ばなかったから。
まあ、自己アイデンティティは職業とか環境の話ではないとは思うけれど。でも、僕はこういう人間なわけだし、現象面では変わる部分はあるだろうけど、アイデンティティは大きくは変わらないだろうね。


で、結婚ですよ。
僕が思うに、結婚というのは二人の別々な自己アイデンティティをぶつけ合って、それでもなお一緒にやっていくということなのですよ。
だから、自己アイデンティティの確立なくして結婚はない・・・はず。まあ、結婚生活の中で確立していく人もいるか。
あくまで僕が思うにですよ、僕らくらいの年代になって付き合うってことは、少なからず結婚を考えざるを得ないわけです。ということは、タイミングはいつになるか分からないけれども、いつかは自己アイデンティティをぶつけ合わないといけないわけです。


・・・あー、まじめな話になっちゃったなー。