マスコミ。<文末に追記しました(1/29)>



私、広告代理店に勤めておりますので、一応、マスコミ関係の仕事になるわけですな。


さて、毎日新聞のWEBをみていたところ、
地検特捜部長の報道機関批判文章について南野法相は処分を考えない
というような記事がでておりました。
で、個人的には、法相の判断は構わないのですが、その特捜部長の批判文章が気になったわけです。


東京地検井内顕策特捜部長が複数の報道機関記者に渡した文章の一部】(複数の新聞社WEB・個人サイトで確認)

  • マスコミの取材や報道は捜査にとって有害無益
  • マスコミは、やくざ者より始末に終えない悪辣な存在
  • 世の中でマスコミほどいいかげんで無責任な組織はない
  • (マスコミが)卑しい薄汚い動機に基づいて捜査を妨害し、社会正義の実現を妨げ、犯罪支援を行っている



マスコミといっても報道機関を強く意識しているようですが、それでも「マスコミ」という言葉を使っているんだから、僕も含まれているんでしょうかね?
少なくとも、そうとられても仕方ない表現をしている気がします。僕らの会社も媒体社と一緒に番組や記事をつくることがあるわけですからね。


それにしても、なかなか言ってくれますな〜。よっぽどマスコミに対して嫌な経験をしてきたんでしょうな〜。
確かに、しっかりとした取材に基づいていない報道や差別とか偏見とかを含んだ報道など、僕も(生活者として)報道機関に対してイヤだという思いはあります。(ヤラセ疑惑とかも絶えないし。NHK会長辞めても顧問だし)


ただ、井内顕策さんにこんなこと言われる覚えはありません。
僕はマスコミ関係者として、健全なサラリーマン生活を送っていると思います。(・・・たぶん♪)
この井内さんの発言こそ、僕にとっては“有害無益で、始末に終えない悪辣な、いいかげんで無責任な”発言のように思えます。(←ちょっとウマいこと言ったかも)


ただし、
その情報自体、マスコミを通じて僕に届いている。
だから、僕が知っている井内さんの文章が必ずしも正しいとは限らない。そこんとこ注意だね。
過去に報道機関における犯罪や誤報というものが存在しているのだから、報道されたことが全て真実とは限らない。
少なくとも僕はそう思ってテレビや新聞や雑誌をみている。


ということで、まかりまちがって井内顕策さんがこのブログをみたら、直接メールで説明をして欲しいですな。


あー、まかりまちがってもみないか、、、


・・・っていうか、そもそも僕ってマスコミじゃないのか?
(それはそれでションボリだ)




<追記(1/29)>
全文を読みました。
確かに上記記述はありましたが、井内さんの真意が伝わる抜粋になっているとは思えません。
言葉の使い方には多少なりとも問題がある気がしますが、井内さんがムチャクチャなマスコミ批判を訳ではなく、むしろ切実な気持ちを書いた文章という印象でした。
まさに、マスコミの報道はそのまま受止めてはいけない事例なのかもしれないと思いました。(マスコミ関係者としての自戒の意味も含めて)