イタリアでの経験 『シュート』
■自分のシュート
いろいろ悩んだりもしたけど、
僕のプルショットは世界でも通用したと思います。
(もちろん、「良いシュートが打てれば」という条件付w)
なかなかセットはできなかったけど、
セットさえしてしまえば、一定の確率では入る。
Rおじさんの教えに従って練習した甲斐がありました。
これは、
僕にとっては大きな収穫でした。
■世界のプルショッター
まあ、プルショットを打つ人が多くはないのですが
トルネードでは、わりと見かけたかな。
基本的には、みんなファー狙いですね。
あんまり間とかは狙わない。
ファーで引っ張って、明らかにストレートや間が空くなら打つ。
そんな感じ。
細かく打ち分ける繊細なプルは、見かけなかった印象です。
ただ、どの選手も安定感は日本人の数段上な気がしました。
■ロールオーバー
いろいろなテーブルでの汎用性が高く、
抜群の安定感があるシュートは、なんと言ってもスネークです。
もちろん、スネークを打つ人にとっては、
それはそれで悩みはあるとは思います。
それでも、対戦・観戦していて、
汎用性と安定感は、他のシュートよりも一歩抜けている気がしました。
完全に個人的な見解ですが、
Robert ATHA は、本来はロールよりもプルの方が好きだと思うのです。
(プルで決めている時の方が嬉しそうだった)
けれど、
波があるプルよりも、一定率で入るロールを選択している気がしました。
“世界と戦う”
つまり、トップレベルの選手と色々なテーブルで対戦するには、
ロールオーバーは、身につけざるを得ないシュートかなぁ
って感じがしてます。
■コーリニョンのピン
ニョンのシュートを実際に受けてみて、感じたことが何点かあります。
1つ目は、
確信を持って決められている時と、そうでない時があるということ。
コーリニョンといえども、わりとシュートをブロックされます。
「入るか入らないかわららないけど打っちゃう」
みたいなシュートも少なくないのです。
けど、
完全に空いているところに入れられるシュートもあります。
ダンスやその前のシュートの印象で引っ張られて、
ディフェンス的には「完全にやられた」って感じのシュート。
そういう時のニョンの決定率は、100%近いと思います。
2つ目は、
印象的には、ピンとロールの“良いとこ取り”のシュートだということ。
(ピンの欠点と思われる)打ち始めからボールが出るまでの遅さを、
テクニックとスピードでカバーしている。
もしかしたら、一回りしない分だけロールより速いかもしれない。
で、ピンの武器であるダンスで引っ張って、反対の空いたトコに打ち込む。
(2個分以上ずらして反対側に打たれる)
かといって、ダンスについていかないと、そのままそっち側に打たれる。
(半個〜1個分ずらしてダンスしてった側に打たれる)
…どうしろっちゅーねんw
そうは言っても、ランダムで守っていればある程度止まったのですが、
こぼれた玉のキープが速くて的確。
これも、ロールよりもピンが優れている点じゃないかなぁ。
3つ目。
よくわかんないけど、変なタイミングでストレートや半個ずらしがきた。
(偶然にも大体止まったけどw)
これは、
DVDとか見て研究している人に聞けば、解明するのかな?
4つ目。
トルネードでのピンを、一番嫌がっていた(気がする)。
やっぱり、
トルネードは、ピンには向かないのかもしれません。
玉と人形とフィールドが、固すぎるのかも。
…ということで、
シュートに関する僕なりの結論としては
・引き続きプルの練習をする(安定性を高める)
・なんならロールもトライする
ってな感じでしょうか。